双姫 IV 番外編


「…本当に良かった。」


『ごめんね。
また…心配掛けちゃったね?』


本当…皆には心配掛けてばかり。


「それで、その幽霊は?
確か…男だったんだよな。」


安堵の表情だった類がいきなり狼に変貌する。


『ふふ、内緒♪』


「あ!朱音!!」


捕まる前に立ち上がり外に逃げる。

外はもう朝日が顔を出していた。


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