双姫 IV 番外編


『類ったらしつこい!!』


「なら言う?」


『いつか教えて上げるからー!』


わー!この人言うまで追い掛ける気だぁ!!


ギュッ!


「ママぁ!こっち♪」


蒼空が小さい手で私を誘う。
その瞬間、幼い私と蒼空の幻が見えた。


" おねぇちゃん!早く早くぅ!! "


" もう!分かってるって!! "


あぁ…やっぱり貴女は。


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