双姫 IV 番外編
「こ、こいつを殺されたくないなら
大人しくしやがれ!!」
『そう言えば俺が言う事聞くとでも?』
甘いね。
ガン!
丁度良い所に小さい壺があったから
組長らしき男に向かって蹴る。
ガシャン!!
その壺は痛々しい音を響かせ、
命中したと共に砕け散った。
『先輩はこっちね。』
その隙を見てソイツと先輩を離し、
周りを警戒する。
外ならまだしも先輩を庇いながらの
屋内での乱闘は避けたい。
さて…どうしますかね。