双姫 IV 番外編


「樺沢くんからだ。
どうやら通信機が付けられていたらしい。」


「嘘…いつの間に……。」


計画的犯行に寒気がする。


「GPSを逆手に取って、
行動したんだろう…。」


GPS…そんな機能あったっけ。
安物を買ったんだけど。


「お父さんが付けてたんだ。」


「えぇ!?私を監視してたって事!!??」


「監視…じゃなくて監視になるのか?

藍に色々聞こうと思ったりしたんだ。
でも、話も出来なくてな…。」


私が避けまくってたから…(苦笑)


「私も子供みたいな行動してごめん。
これから…少しずつ話すから。」


「あぁ…そうしよう。」


そう言ってお父さんは嬉しそうに笑った。


< 410 / 549 >

この作品をシェア

pagetop