双姫 IV 番外編
想いはこの花と同じ
『あぁ…どうすれば良いのでしょうか。』
私の名前は的場 李樹(まとば りき)
我が的場家では華道を生業とした家柄…。
ですが、私の身に危険が迫りつつあるのです。
危険と言っても的場が潰れると言った類の
事ではありません。
" 李樹、お前に縁談の話がきている。"
" そうですか。
では、いつも通り断りの手紙を書きます。"
しかし、今回の縁談相手は
そう上手く断れる相手ではありませんでした。