双姫 IV 番外編


「李樹の顔が!!」


『そんなに酷いですか?』


私よりも慌てる彼女を見て思わず笑ってしまう。


『ここではなんですからどうぞ、中へ。』


朱音さんも類たち同様
この屋敷を何度も訪ねる事はあります。

けれど…二人きりと言った空間は
ありませんので緊張しますね。


『私も健全な男なので………。』


「ん?何か言った??」


『いえ、なんでもありませんよ。』


この気持ちを類にバレたら抹殺されますね…。


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