双姫 IV 番外編
中学、高校、大学
私が引き取られて、数年後。
いつのまにか中学生の歳になっていた。
でも…私は学校には通っていない。
「朱音、本当に良いの?」
『あんな所、二度と通いたくない。
この目を馬鹿にする声なんて
聞きたくもないッ!』
初めは通ってた。
でも、私の目の色を見た生徒達は
「気持ち悪い」と罵(ののし)った。
その言葉に殺意が芽生えた私は、
その生徒を気絶する迄殴ったらしい。
記憶にないんだけどね。
急に触れられるのは駄目だけど、
自分からだったら大丈夫なのだと気が付いた。