双姫 IV 番外編
カタカタカタカタ……バンッ!!
『高校……卒業…………。』
人間ってやる気になれば出来るもんなんだ。
殆ど学んだ所ばっかりで簡単だった。
紘にぃ……こんなの学校で受けてるの?
ピロン♪
『メール……?』
そのメールは、
大学案内に関する内容が記されていた。
『優秀な貴女様には是非とも
我が校に成績を収めて頂きたく……?』
なんと、超難門の大学から推薦が来た。
ラッキー。
ここ受かれば学校通わなくても自慢出来る。
当たって砕けろと思いながら
気軽に問題を解いていく。
まだ中学生が
大学の問題を解くなんて普通はありえない。
『流石は超難門大学。
引っ掛け問題が多いなぁ〜……。』
分からない所は紙に書いてから打ち込む。
カリカリカリカリ……バキッ!!
シャーペンの芯が折れ、書く手が止まった。