双姫 IV 番外編
「おっきいねぇ〜♪」
気に入ったのかテディベアに抱き着く蒼空。
「朱音、そんなに見てどうした?」
「んー……あ!」
あのキーホルダーと同じ!
高校生の時に燐に渡したクマのキーホルダー。
その後に知らない男達が来て、
踏み潰したのよね…。
「もう、燐ったら…。
もしかしてまだ持ってるの?」
燐の前で暴れたから恥ずかしいなぁ。
「燐がどうしたの?」
「…なんでもない!
ほら、準備しないと皆が来ちゃうでしょ!!」
類の背中を押してリビングに向かった。
朱音sideEND