双姫 IV 番外編


嫌な汗が全身から噴き出す。


『朱音…。』


いつも隣に寝ている姿が見当たらない。

二人で寝ると狭いのに
一人で寝ると広過ぎると感じた。


そうか…出張に行ってるんだった。


ドクン…ドクン…


さっきの悪夢のせいで動悸が治まらない。

夢だと分かっているのに、
妙にリアルで恐ろしかった。


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