双姫 IV 番外編
琉駕side
「朱音は?」
「魘(うな)されておりますが、
ようやく眠ったようです。」
余程負けず嫌いなのか朱音は
自分が納得がいくまで稽古をしたがる。
「……どうすれば良いんだ。」
朱音の願いを否定出来ず、
稽古をしているが…良かったのだろうか。
「組長…。」
「……朱音が起きたら帰るように伝えろ。
今日は集会があるからな。」
「分かりました。」
俺の選択が間違いなのか正しいのか
誰にも分からない。
琉駕sideEND