双姫 IV 番外編


琉駕side


「朱音は?」


「魘(うな)されておりますが、
ようやく眠ったようです。」


余程負けず嫌いなのか朱音は
自分が納得がいくまで稽古をしたがる。


「……どうすれば良いんだ。」


朱音の願いを否定出来ず、
稽古をしているが…良かったのだろうか。


「組長…。」


「……朱音が起きたら帰るように伝えろ。
今日は集会があるからな。」


「分かりました。」


俺の選択が間違いなのか正しいのか
誰にも分からない。


琉駕sideEND


< 72 / 549 >

この作品をシェア

pagetop