双姫 IV 番外編


一日何十冊の本を読み書きしながら
頭の中に無理矢理詰め込む。

一般では決して学ばないであろう
作法や色々な教養を学び、
私はひたすら知識を蓄え続けた。


「朱音って頭良過ぎだろ!」


『……そう、かな。』


紘にぃに褒められ、笑った。

その瞬間、
紘にぃは驚いた表情をして直ぐに俯いた。


『紘にぃ……?』


「いや、なんでもねぇーよ!
それより「紘にぃ」って言ってくれて嬉しい♪」


パッと顔を上げると嬉しそうにニコニコしてる
紘にぃを見て不思議に思った。


……変なの。


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