双姫 IV 番外編
紘side
「おし!そんじゃ、制裁しに行くぞー。」
直樹さんの指示で皆が準備を始めたその時、
「総長!待って下さい!!」
舜がそれを止めた。
「いきなりデケェ声出してどうした!
ビックリしたじゃねぇーか!!」
「すみません…ですが、行く必要はありません。
『嵐王』は潰されました。」
「俺ら『神龍』よりも先に動いた族が?
『嵐王』はランクは下の方だが人数が多い。
それを短時間で??」
光喜さんの言う通り、『嵐王』のランクは下。
それでも人数が多ければ油断は出来ない。
数が多いだけで勝敗も変わる。
まぁ、弱い奴ばっかだったら話は別だけどな。
「それが、族ではないみたいなんです。
たった一人の男に潰されたと書いてあります。」
一人でだと!?
その情報に俺ら『神龍』は
一人の男を探し出す事になった。
紘sideEND