双姫 IV 番外編
双姫探し
通り名も出来て、
やっと本格的になってきた気がする。
『でも、流石に続けて行動してたら
怪しまれるよね……。』
気を付けなきゃ。
ガチャ
『ただい…「朱音!!」うぎゃ!?』
玄関の扉を開けた瞬間、
紘にぃが中から飛び出して来た。
『し、心臓飛び出るかと思った……。』
「わ、悪い……大丈夫か?」
『何をそんなに慌ててるの?』
まぁ、大体予想出来るけど。
「朱音、あまり出歩かないようにしてくれ。
その……ちょっと危険なんだ。」
『危険?』
「まだ…危険だと断定は出来ないけど、
単独で族潰しをする奴が現れたんだ。
『神龍』が探し出すまでで良い。」
情報掴むの早いなぁ(汗)
『そっか!分かった!!』
紘にぃ、それは私なんだよ?