嘘つきな先輩とコンセント
一章、忘れかけた思い
それは、、、
金色の光のなかで
ここは、、、
優しい風が頬にあたって濡れたコンクリートの上に落ちていく。
右手に持っていた、スマートフォン
夕日に反射する画面の向こう側、
いつものSNS、何気無い友人とのやりとり、
「明日暇ー?」
「暇だよー(*´ω`*)」
「しょーがない、誘って
やろう(笑) 」
「なに、なにー?笑」
「彩月(サツキ)と私と遊園地
行くけど?いく!?
( ☆∀☆) 」
「行く行くー!」
って感じで、
明日のスケジュールは抑えた
夏休みに入って以来、、
帰宅部の私にとって
初のビックイベント!!
帰って、明日の準備しよーっと♪
ピコン♪
微かな音が川沿いの優しい風に、書き消された、
ん!!?
クラスメイトの斉藤からだ、、、
「明日予定とかある?」
斉藤とはあまり話したことがなく、
女子と話している所を見たことがない、
送信先間違えたのかな?( ̄ー ̄)
「あるよー!」
「ごめんねー!何だった?」
「そかそか、じゃぁ大丈夫ー!」
「じゃあねー(^^)/」
なんなんだ??
そのメールの意味が分からないままその日は帰宅した。
その日は、、、