贄に光を
12歳を過ぎてから何度、馬鹿にされたことだろう

学園に入ってもきっとそれは変わらない

能力があれば、あんなこともきっと起こらなかった


「ユリア=アレリート」

「…はい。」

「貴女のクラスは、入学当初の時点で能力が未発生ということで、Eとなります。」


入学式、当日、来た者からのクラス発表で私はE…落ちこぼれと改めて発表された

周りの能力者からの視線は今まで感じてきたと同じ…

蔑む様な視線はやはり感じていて気持ちのいい物ではない



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