あなたの願いを叶えましょう
裏口のエントランス付近で、社員証を取り出そうとゴソゴソ鞄を漁っていると、後ろから肩を叩かれた。
「おはよー富樫!」
振り向くと、先輩社員の野口さん御歳42だった。
「おはようございます」
今日も元気にミニスカを履き、太い…いや健康的な脚線美を惜しみなく披露している。
パーマ、というよりは一昔前のソバージュヘアを茶色く染めてメイクもバッチリ。
その様相はバブル時代を彷彿させる。
手にはランチ用に買ってきたであろうコンビニ袋をぶら下げていた。
中身をチラリとのぞき見すると『男のから揚げ弁当』とデッカクかかれたラベルが貼られていて、名前の通り唐揚げと揚げ物、ハンバーグが所せましと詰め込まれている。
まさに男勝りな食べ物だ。
「結構ゴツイのいきますね」
「何言ってんのー!こんくらい食べなきゃ仕事出来ないっしょ!」
野口さんはそう言って私の背中をドシンと叩く。
あまりの衝撃に一瞬呼吸が止まった。
ゲホゲホむせていると「はい出たー!リアクション女王」
野口さんはエレベーターホールに響き渡るほどのデッカイ声で言うと、うほほっと豪快に笑った。
言うまでもなく独身だ。
「おはよー富樫!」
振り向くと、先輩社員の野口さん御歳42だった。
「おはようございます」
今日も元気にミニスカを履き、太い…いや健康的な脚線美を惜しみなく披露している。
パーマ、というよりは一昔前のソバージュヘアを茶色く染めてメイクもバッチリ。
その様相はバブル時代を彷彿させる。
手にはランチ用に買ってきたであろうコンビニ袋をぶら下げていた。
中身をチラリとのぞき見すると『男のから揚げ弁当』とデッカクかかれたラベルが貼られていて、名前の通り唐揚げと揚げ物、ハンバーグが所せましと詰め込まれている。
まさに男勝りな食べ物だ。
「結構ゴツイのいきますね」
「何言ってんのー!こんくらい食べなきゃ仕事出来ないっしょ!」
野口さんはそう言って私の背中をドシンと叩く。
あまりの衝撃に一瞬呼吸が止まった。
ゲホゲホむせていると「はい出たー!リアクション女王」
野口さんはエレベーターホールに響き渡るほどのデッカイ声で言うと、うほほっと豪快に笑った。
言うまでもなく独身だ。