全てはこの図書室から

穂花ちゃんの部屋は水色で統一されていて棚にはバスケのトロフィーや賞状が置かれている。



「好きに座って。私、飲むもの持ってくる」



と穂花ちゃんはスクバを机の上に置いて下に降りて行った。



私は真ん中にあるテーブルに棚に飾ってあるトロフィーが見えるように座り、スクバから今日勉強しようと思った数学の教科書とノートと筆記用具を出した。