全てはこの図書室から
若宮先輩は、少し茶色マッシュショートで童顔。目が二重でかっこいいより可愛い系だ。


制服のワイシャツは首のボタンを一つ開けていてネクタイを緩く結び、ブレザーはボタンが閉められていない。



若宮先輩も図書室を利用する1人だけど、いつも昼休みに借りにくるからこの時間に図書室にいるのは珍しい。



それに若宮先輩は女子から人気があるらしく若宮先輩が図書室にいるときには何故か女子が来てうるさい。



図書室は静かに本を読んだり勉強する場所なのに…と思っていても私は女子が怖くて言えない。



「綾女ちゃん、いつもここで本読んでるの?」



若宮先輩は私の向かいの左側の席に座ってそう聞いてきたから一旦、しおりを挟んで本を閉じた。
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