全てはこの図書室から
なのに私は…



勝手に若宮先輩への想いに鍵をかけて見ないふりをしようとしていた。



穂花ちゃんがいなかったら私…



「綾女ちゃんの好きな人は誰なの…?」



私に振られると思っているのか若宮先輩は切なそうに私を見ていた。



「私は…」



どうしよう…



若宮先輩が好き…って言うだけなのに手や足が震える。
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