全てはこの図書室から
それは簡単に壊れて結果、若宮先輩の予想通りの嫌がらせとなった。


「んー。どうしようか…」



と腕を組みながら考えている若宮先輩。



でも、回りくどい嫌がらせをするよりだったら私に直接言いにくればいいじゃない。



そう考えた私は少しイライラしてきた。



「私が彼女達に嫌がらせをやめてもらうよう言います!」



「綾女…?」



「彼女達の気持ち考えちゃいましたけど、今はすごく彼女達にイラいらしてます!回りくどいことしないで直接言いに来いってんだ」



若宮先輩は一瞬驚いた顔をしたけど、
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