全てはこの図書室から
若宮先輩も目線を逸らして顔を赤く染めていた。


「何、見つめ合って照れてんの?」



と光生さんに冷やかされた。



バスケ部は順調に決勝に進み、優勝を勝ち取った。



「綾女〜!応援ありがとう」



とユニフォーム姿の穂花ちゃんが私たちがいるギャラリーにきて穂花ちゃんとワイワイ言いながら抱き合ってると、隣で若宮先輩が穂花ちゃんを睨んでいた。



穂花ちゃんにまで嫉妬している若宮先輩を私はあえて気付かないふりをした。



「綾女ちゃんのシュートすごかったよっ!」
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