全てはこの図書室から
その空気に耐え切れず、私は「…お疲れ様でした」と言って控室を出ようとすると、若宮先輩に壁ドンをされた。



「ごめん…。あの状況でキスしたら止められそうになくてできなかった…」



は?



「綾女ちゃん、練習のときから可愛くてずっと綾女ちゃんの反応を楽しんでいたんだけどいざ、本番で綾女ちゃん見たとき可愛いすぎてさ…」



そう言った若宮先輩は顔を赤く染まっていた。



この状況で私は若宮先輩に仕返しをしたくなった。



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