雪桜
逃げてきた女の子
雪が降っている夜
京の町を走り回っている者がいた。
息が切れ切れの中で走るから、体が辛い
でも、早く遠くへ、もっと速く走らないと
ここから、京から出ないと
あいつらに捕まってしまう
やっと、あそこから逃げれたんだから
敵「おい!いたか?!」
そう遠くない場所で声が聞こえた。
もう追手がここまで来てたのか!
何処かに隠れるところはないかな?
近くに隠れそうな場所を探してみると、一人ぐらいなら入れそうな隙間を見つけた。
ここならしばらくは誤魔化せそうかな・・・。
追手が遠くに行くまでここにいよう
敵2「いや、いねぇ・・・
でもそう遠くに行ってねぇはずだ!」
敵「まったく・・・どこに行きやがったんだ・・・あの姫さんは・・・」
敵2「はやく見つけねぇとやばいことになるぜ・・・」
やばい、足音が近づいてくる!!
お願いだから、気づかないでよね
敵「チッ!ここにはいねぇみたいだな....あっちを探すぞ!!」
敵2「あぁ、わかった。」
よかった、ばれなくて・・・
ようやく、ようやくあの檻から逃げ出せたんだ・・・
ここまできて、またあんな思いをするなんて絶対嫌!!!
追手がここに戻ってくるまでに他に隠れれそうな場所を探そう
もう夜だし、雪が降って寒いしな
寒さをしのげるとこを見つけないよな
そう思ってたって歩こうとした時