超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「なんで、銀河が、そんな女と、キスなんかしてるのよ!

おかしい! おかしいからっ……!

だって銀河は、私だけの銀河で、他の誰のものでもないのに……なんでよ?

おかしいっ! おかしいから、そんなこと!!」

わめく女性の服には、点々と血が飛んでいた。

刺したのは、その女性に違いなかった。

捕まえようとして、前に出ようとする私を、

銀河が「ダメだ…」と、制する。

「俺が…俺が話すから……理沙は、俺の…後ろにいろ…」

「でも…銀河…血が……」

ナイフが刺さったままのわき腹を見やる。

「心配…すんなよ……大丈夫、だから……」

失血に青ざめてきている顔に、銀河が無理やりな笑いを浮かべる。
< 15 / 50 >

この作品をシェア

pagetop