超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
ー5ー
銀河は、3日がたってもまだ、目を覚まさなかった……。

いつまでも閉じられたままの目蓋を、じっと見つめた。

「……銀河、目をあけてよ……また、その紫の瞳で、笑ってよ…ねぇ」

涙が、後からあふれてきて、止まらなかった。

ぐしぐしと泣いている私の背中に、ふいに誰かの手がやさしく触れた。

「理沙……」

振り返ると、そこには三日月が立っていた。

「三日月……」

泣く私の体を、三日月の腕が抱き留めてくれる。

「……銀河は、まだ目を……」

「うん…」と、三日月にうなづく。

「悲しい思いをさせて、すいません……理沙」

「ううん…」と、首を振る。

「三日月も……みんなだって、悲しいのに……」

「謝ったりしないで……」と、涙を手の甲で拭った。
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