超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「逮捕…されるんだ…あの人…」

「ああ…本当は、俺がどうにかしてやりたかったが……、三日月の言うこともわかったからな……」

と、流星は言って、

「……だから、あとは警察に任せた」

と、告げた。

「うん…」うなづいて、見るともなく銀河の方を見やると、流星も同じように彼に目を落としていた。

普段はきつくも見える目を細めて、流星が慈しむような眼差しをする。

「まだ、起きないのか…こいつは…」

「うん…もう4日もたつのに…」

彼の額にかかる髪を、流星が指でそっと掻き上げる。

「起きろよ…早く。おまえがいねぇと、つまんねぇだろ…」

流星の目から流れた涙が、銀河の頬の上にぽたりと落ちた。

その涙を隠すように背を向けて、

「じゃあな…俺は、もう帰るから…」

と、手を振って、流星は病室を出ていったーー。
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