超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「じゃあ、俺の方から、また連絡するから…待ってろよな?」

「うん」と、うなづいて、「待ってる…」と、付け加えたーー。

ーー数日して、彼から電話があって、私たちは週末にデートをする約束をした。

銀河とは、一度ドライブデートをしたことがあったけれど、今日は「歩きで」と彼に言われて、私も「わかった」と、応えていた。

待ち合わせの場所に、銀河が少し長めの茶色い髪をなびかせるようにして、近づいてくる。

銀河とはもう付き合ってけっこうたつのに、今でもそうして彼が近づいてくる時は、やけに胸が高鳴って、彼の顔さえもまともに見られなかった。

「待ったか? 理沙」 

と、銀河がかけているサングラスをちょっとずらして、私の目を見つめる。

ずらしたサングラスの奥から覗く、紫の瞳にドキリとする。
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