超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「……その彼女が、不意にまた、俺の目の前に現れた……」
銀河が咳き込んで、傷口をおさえる。
額に苦しげに皺を刻み、苦悶に顔を歪める銀河を、
「痛むの…? 銀河…?」
抱きすくめる。
「助けてやりたかったのに……彼女は、最後まで、
俺の言葉を、聞き入れてはくれなかった……」
「銀河…もういい、もういいから……」
脂汗が滲んで貼りつく銀河の髪を、何度も撫で上げた……。