お嬢様 × 御曹司
通話ボタンを切ってからLINEを開いてたけくんのアイコンを選択。
[おはよう]
無難にウサギのスタンプで話しかける。
まだ既読はつかない。
仕方ないよ、たけくんは朝弱いんだから。
まだ夏なのに涼しい時間帯。
[今度の花火大会にいかない?別名夏祭りにさ。最近あえてなかったし、どうかな?]
「焦らないでいいので返事ください…っと。」
最後まで打ち終わって、ベットから起き上がる。
はいそうです。
起きてからずーっとベットの上でダラダラすること1時間。
さすがに着替えないとまずいな、女子として。
仕方なく部屋のカーテンと窓を開けて、部屋を出る。
-ガチャッ
「おはよう」
たまたま同時に出てきた兄さん。
髪の毛はボサボサで品のかけらもない。
朝はいつもこうなんだけどね。
「おはよう兄さん。」
私は別に兄さんを嫌っているわけではないので、一緒に階段を降りる。
「そうだ聖夜。」
今日は寝起きが良かったらしく、目をきちんと開けて話してる。
「服、何枚か新品もらったから。」
「うん。花から聞いた。安東優笑さんでしょ?別にいいよ。」
「あぁ。しかしよく知ってるな。」
安東優笑さんっていうのは、兄さんの高校の同級生アンドクラスメイトで、学級委員を務めている人。
4月あたりは、『出来の良すぎる委員長』という肩書き付きで私の通う中学まで噂が広がってたんだ。
なんか、6月あたりに本性(?)がばれて学校でいざこざがあったらしいんだけど、なんと、安東優笑さんのお兄さんは私の亡き姉さん、日野原姫の旦那様だった。
もちろん新婚旅行の帰りの飛行機に2人とも乗ってたから、優笑さんのお兄さんも亡くなってるんだけどね。
でも本当は根っから優しい寂しがり屋さんらしくて、女嫌いの兄さんが唯一関わりを持っている。
[おはよう]
無難にウサギのスタンプで話しかける。
まだ既読はつかない。
仕方ないよ、たけくんは朝弱いんだから。
まだ夏なのに涼しい時間帯。
[今度の花火大会にいかない?別名夏祭りにさ。最近あえてなかったし、どうかな?]
「焦らないでいいので返事ください…っと。」
最後まで打ち終わって、ベットから起き上がる。
はいそうです。
起きてからずーっとベットの上でダラダラすること1時間。
さすがに着替えないとまずいな、女子として。
仕方なく部屋のカーテンと窓を開けて、部屋を出る。
-ガチャッ
「おはよう」
たまたま同時に出てきた兄さん。
髪の毛はボサボサで品のかけらもない。
朝はいつもこうなんだけどね。
「おはよう兄さん。」
私は別に兄さんを嫌っているわけではないので、一緒に階段を降りる。
「そうだ聖夜。」
今日は寝起きが良かったらしく、目をきちんと開けて話してる。
「服、何枚か新品もらったから。」
「うん。花から聞いた。安東優笑さんでしょ?別にいいよ。」
「あぁ。しかしよく知ってるな。」
安東優笑さんっていうのは、兄さんの高校の同級生アンドクラスメイトで、学級委員を務めている人。
4月あたりは、『出来の良すぎる委員長』という肩書き付きで私の通う中学まで噂が広がってたんだ。
なんか、6月あたりに本性(?)がばれて学校でいざこざがあったらしいんだけど、なんと、安東優笑さんのお兄さんは私の亡き姉さん、日野原姫の旦那様だった。
もちろん新婚旅行の帰りの飛行機に2人とも乗ってたから、優笑さんのお兄さんも亡くなってるんだけどね。
でも本当は根っから優しい寂しがり屋さんらしくて、女嫌いの兄さんが唯一関わりを持っている。