お嬢様 × 御曹司
「兄さん優笑さんのこと好きなんでしょ?」
唐突に聞いてみる。
反応が見ものだ。
「んなぁ⁉︎」
おぉ、これは予想外の反応。
顔を真っ赤にして目を泳がせる。
いや〜、兄さんにも好きな人ができたとはねぇ。
「告っちゃえばいいのに。」
「こ、こく…」
「案外うまくいくんじゃない?」
だって、この間なんか、兄さんと優笑さんとその友達たちで別荘にお泊りに行ったぐらいだし。
わたし的には、絶対うまくいくと確信してる。
「勇気だしなよ、男だろ。」
階段で立ち止まった兄さんを追い越しながら言う。
そこでやっと思い出した。
この間、兄さんとふたりでたまたまショッピングに行った時、昔みたいに手をつなごうってねだったんだよねー。私。
そしたら兄さん赤くなっちゃって…ふふふ。
面白いからそのまま手をつないで帰ろうとした時に、優笑さんを見かけたの。
ほんとね、可愛いんだよ!
私なんかより乙女って感じ。
まあ、兄さんに言うほどのことでもないか。
「あ、私8月○○日出かけるから。」
「あのな、いつも言ってるだろ?別に俺に言わなくたっていいって。」
「私に入ってもらわないと困りますけれど。」
その声は一階から聞こえてきた。
彼は兄さんの直属の執事。
最近アメリカから帰ってきた。
兄さんと同い年で同じ学校に通う、兄さんの親友であり頼れる存在なんだとか。
名前は橋本 聖(はしもと ひじり)。
「おはよう、聖。」
「おはようございます。聖夜様。」
聖は私に対して超超甘い。
兄さんに対しては厳しすぎるんだけど。
「お前起きてたのかよ…」
話を聞かれていたことを予測し青ざめる兄さんでした。
唐突に聞いてみる。
反応が見ものだ。
「んなぁ⁉︎」
おぉ、これは予想外の反応。
顔を真っ赤にして目を泳がせる。
いや〜、兄さんにも好きな人ができたとはねぇ。
「告っちゃえばいいのに。」
「こ、こく…」
「案外うまくいくんじゃない?」
だって、この間なんか、兄さんと優笑さんとその友達たちで別荘にお泊りに行ったぐらいだし。
わたし的には、絶対うまくいくと確信してる。
「勇気だしなよ、男だろ。」
階段で立ち止まった兄さんを追い越しながら言う。
そこでやっと思い出した。
この間、兄さんとふたりでたまたまショッピングに行った時、昔みたいに手をつなごうってねだったんだよねー。私。
そしたら兄さん赤くなっちゃって…ふふふ。
面白いからそのまま手をつないで帰ろうとした時に、優笑さんを見かけたの。
ほんとね、可愛いんだよ!
私なんかより乙女って感じ。
まあ、兄さんに言うほどのことでもないか。
「あ、私8月○○日出かけるから。」
「あのな、いつも言ってるだろ?別に俺に言わなくたっていいって。」
「私に入ってもらわないと困りますけれど。」
その声は一階から聞こえてきた。
彼は兄さんの直属の執事。
最近アメリカから帰ってきた。
兄さんと同い年で同じ学校に通う、兄さんの親友であり頼れる存在なんだとか。
名前は橋本 聖(はしもと ひじり)。
「おはよう、聖。」
「おはようございます。聖夜様。」
聖は私に対して超超甘い。
兄さんに対しては厳しすぎるんだけど。
「お前起きてたのかよ…」
話を聞かれていたことを予測し青ざめる兄さんでした。