お嬢様 × 御曹司
「どうして、私の名前?」
「あれ?お会いしたことありませんでした?」
私が見たことあるんだから、てっきり優笑さんも知ってるものだと。
「おれの妹。日野原聖夜。お前ら初めましてか。」
いや納得してんな。
優笑さんめったゃ困ってるじゃん!
「そうだったんだ。よろしくね、聖夜ちゃん。あと、お洋服も何枚かいただいちゃって…」
「あれは、全然大丈夫ですから!私、服だけは多いんで!」
すごい、切り替え早い。
さっきまでの不安そうな顔は何処へやら。
今はもう完全に理解して対応してる。
さすが、兄さんの好きな人だね。
「わたし、一度だけお見かけしたことあるんですよ。あの、駅前で…」
優笑さんの方は覚えがあるみたい。
兄さんは「はっ?」て顔してるけど。
この際兄さんは無視だね、無視。
「あの日はたまたま兄さんと二人きりで買い物だったんで、昔みたいに手を繋いで帰ろって言っただけなんで〜!」
もしかしたら、私と兄さんの関係を誤解してたのかもしれない。
「こいつ結構ガキなんだ。」
「うっさいわよ!」
兄さんにガキ呼ばわりされ切れたふりをする私。
「はぁ!」
兄さんもそれに乗っかり逆ギレしたふり。
「あははは。」
よかった。
優笑さんが笑顔になって。
兄さんとは目配せで笑いあう。
こういうとこ、兄弟だなって思う。
「おい、聖夜どこ行ってたんだよ?」
「あれ?お会いしたことありませんでした?」
私が見たことあるんだから、てっきり優笑さんも知ってるものだと。
「おれの妹。日野原聖夜。お前ら初めましてか。」
いや納得してんな。
優笑さんめったゃ困ってるじゃん!
「そうだったんだ。よろしくね、聖夜ちゃん。あと、お洋服も何枚かいただいちゃって…」
「あれは、全然大丈夫ですから!私、服だけは多いんで!」
すごい、切り替え早い。
さっきまでの不安そうな顔は何処へやら。
今はもう完全に理解して対応してる。
さすが、兄さんの好きな人だね。
「わたし、一度だけお見かけしたことあるんですよ。あの、駅前で…」
優笑さんの方は覚えがあるみたい。
兄さんは「はっ?」て顔してるけど。
この際兄さんは無視だね、無視。
「あの日はたまたま兄さんと二人きりで買い物だったんで、昔みたいに手を繋いで帰ろって言っただけなんで〜!」
もしかしたら、私と兄さんの関係を誤解してたのかもしれない。
「こいつ結構ガキなんだ。」
「うっさいわよ!」
兄さんにガキ呼ばわりされ切れたふりをする私。
「はぁ!」
兄さんもそれに乗っかり逆ギレしたふり。
「あははは。」
よかった。
優笑さんが笑顔になって。
兄さんとは目配せで笑いあう。
こういうとこ、兄弟だなって思う。
「おい、聖夜どこ行ってたんだよ?」