お嬢様 × 御曹司
-ピコン
ん?
スマホの画面には、[勇輝]の文字。
イヤホンをしてスマホを持って降りてきたから、兄さんには気付かれてないだろな。
そう思いながらソファの端っこに丸まり、LINEを開く。
[おはよう!]
ゆうちゃんらしく、短い文。
私もおはようと打とうとすると…
[朝早くにごめんね!イヤーまさか起きてるとは思わなくてさぁ。]
打つのが早いゆうちゃん。
既読がついたことに驚いたんだろうな。
…あ、そういえば、たけくんのLINEの画面に[勇輝先輩]って書いてあったっけ。
たけくんはゆうちゃんとLINEしてるから打つのが早かったのか。
「ふふふ。」
そう考えるとおかしくて笑いが溢れる。
でもそれと同時に、私の乾いた心が涙を流す。
そんなこんなでまた返事をするが遅れちゃった。
[そんで、話なんだけど…今日どっか出かけない?]
「…はい?」
昨日のことを聞かれたりするのかなぁと思ってたから拍子抜け。
でもすぐに考え直してテンションが上がる。
友達と出かけるのは初めてのことで…。
乾ききった心を、私は無理やり躍らせた。
ん?
スマホの画面には、[勇輝]の文字。
イヤホンをしてスマホを持って降りてきたから、兄さんには気付かれてないだろな。
そう思いながらソファの端っこに丸まり、LINEを開く。
[おはよう!]
ゆうちゃんらしく、短い文。
私もおはようと打とうとすると…
[朝早くにごめんね!イヤーまさか起きてるとは思わなくてさぁ。]
打つのが早いゆうちゃん。
既読がついたことに驚いたんだろうな。
…あ、そういえば、たけくんのLINEの画面に[勇輝先輩]って書いてあったっけ。
たけくんはゆうちゃんとLINEしてるから打つのが早かったのか。
「ふふふ。」
そう考えるとおかしくて笑いが溢れる。
でもそれと同時に、私の乾いた心が涙を流す。
そんなこんなでまた返事をするが遅れちゃった。
[そんで、話なんだけど…今日どっか出かけない?]
「…はい?」
昨日のことを聞かれたりするのかなぁと思ってたから拍子抜け。
でもすぐに考え直してテンションが上がる。
友達と出かけるのは初めてのことで…。
乾ききった心を、私は無理やり躍らせた。