お嬢様 × 御曹司
「ウィンドウショッピング?」
ゆうちゃんから発せられた聞き覚えのない言葉に首をかしげる。
「そう。買えないから、こういうの欲しいねーとか、ショップのウィンドウに飾ってあるマネキンを見て歩くの。」
今時の子はそんなことしてるんだ。
服を買うといえば、お店を予約するとか、直接言って買うとかしかなかったからなぁ。
あれが欲しいこれが欲しいっておねだりすれば父さんなんでも買ってくれたし。
「あのねぇ、そんなのお嬢様だけだからね。ほんとに金銭感覚ずれてるなぁ。」
そんなことを言われながら、私は初のウィンドウショッピングというものを堪能した。
時にはお店の中に入りゆうちゃんが試着する。
私はそれを見て似合うとか似合わないとか指摘するだけ。
どちらにしろゆうちゃんが服を購入することはなかった。
ゆうちゃん曰く「これでいい。」らしい。
あ…
私の足を止めたのは、白い洋風の建物の雑貨屋さんだった。
「ここ、気になる?」
少し先を歩っていたゆうちゃんが戻ってきて尋ねる。
私は小さく頷いた。
そうすると、ゆうちゃんは躊躇なくお店のドアを開けた。
「いらっしゃいませ。」
中は、落ち着いたウッディな雰囲気。
出てきた店員さんは、薄いピンク色のエプロンを着ている。
髪の色は薄い茶色…ほぼブロンドに近いから、私と一緒かな?
随分と若くて可愛らしい人だなぁ。
「あ〜!見てこれ!ちょー可愛くない?」
そう現代っ子プンプンでゆうちゃんが見せたのは、小さなピンク色に光るハートが二つ連なっているネックレス。
「いいね、これ。」
私も一目惚れ。
ゆうちゃんは私の言葉を聞いて満足そうに笑う。
ゆうちゃんがもう一つ同じネックレスをとって一つを私に渡す。
「お揃いにしよう。ネックレス。」
…お揃い。
その言葉の響きを聞いただけで、私は自然と笑顔になる。
今まで、お揃いにするような友達いなかったからなぁ。
「うん。そうしよう、ゆうちゃん。」
2人でレジに行き会計を済ませた。
お店から出るとき、「ありがとうございました。また、お越しください。」と丁寧に頭を下げる店員さん。
うん、いい感じのお店。
ゆうちゃんから発せられた聞き覚えのない言葉に首をかしげる。
「そう。買えないから、こういうの欲しいねーとか、ショップのウィンドウに飾ってあるマネキンを見て歩くの。」
今時の子はそんなことしてるんだ。
服を買うといえば、お店を予約するとか、直接言って買うとかしかなかったからなぁ。
あれが欲しいこれが欲しいっておねだりすれば父さんなんでも買ってくれたし。
「あのねぇ、そんなのお嬢様だけだからね。ほんとに金銭感覚ずれてるなぁ。」
そんなことを言われながら、私は初のウィンドウショッピングというものを堪能した。
時にはお店の中に入りゆうちゃんが試着する。
私はそれを見て似合うとか似合わないとか指摘するだけ。
どちらにしろゆうちゃんが服を購入することはなかった。
ゆうちゃん曰く「これでいい。」らしい。
あ…
私の足を止めたのは、白い洋風の建物の雑貨屋さんだった。
「ここ、気になる?」
少し先を歩っていたゆうちゃんが戻ってきて尋ねる。
私は小さく頷いた。
そうすると、ゆうちゃんは躊躇なくお店のドアを開けた。
「いらっしゃいませ。」
中は、落ち着いたウッディな雰囲気。
出てきた店員さんは、薄いピンク色のエプロンを着ている。
髪の色は薄い茶色…ほぼブロンドに近いから、私と一緒かな?
随分と若くて可愛らしい人だなぁ。
「あ〜!見てこれ!ちょー可愛くない?」
そう現代っ子プンプンでゆうちゃんが見せたのは、小さなピンク色に光るハートが二つ連なっているネックレス。
「いいね、これ。」
私も一目惚れ。
ゆうちゃんは私の言葉を聞いて満足そうに笑う。
ゆうちゃんがもう一つ同じネックレスをとって一つを私に渡す。
「お揃いにしよう。ネックレス。」
…お揃い。
その言葉の響きを聞いただけで、私は自然と笑顔になる。
今まで、お揃いにするような友達いなかったからなぁ。
「うん。そうしよう、ゆうちゃん。」
2人でレジに行き会計を済ませた。
お店から出るとき、「ありがとうございました。また、お越しください。」と丁寧に頭を下げる店員さん。
うん、いい感じのお店。