「君へ」 ~一冊から始まる物語~
「何してる唯!!!早く玲波を追え!!!!!」
俺は兄貴に言われてハッとした。
ちょうど到着した救急車の救急隊員に青兄を任せて俺は思いっきりダッシュした。
俺は一生懸命頭の中で考えた。
玲波なら玲波ならそうずっと考えていた。
そしてある答えが浮かび上がった!
「あそこか!」
俺は急いでその場所に向かった。
案の定そこには玲波はいた。
橋の上から飛び降りようとしていた。
「やめろーーーーーーーーーー」
そう言って俺は玲波に駆け寄ったが間に合わなかった。