「君へ」 ~一冊から始まる物語~
今回は前回分も含めても見せてくれた。
ほんとに自意識過剰と思うかもしれないが、読めば読むほど私の過去に近づいている気がする。
春稀のことがわかっていくほど正体を知りたいという気持ちが溢れてきた。
でもその気持ちと同じくらい春稀の事を信じるようになった。
私が毎日笑顔で過ごしていたらきっと春稀は正体を明かしてくれる。
私は何故か根拠の無い希望を持ってしまった。
そして私はシャーペンに手を伸ばした。