「君へ」 ~一冊から始まる物語~


「...ん..イって...」


そんな唯都のつぶやきで私は目覚めた。


「唯都!体の調子どう??」


私は慌てて唯都のおデコに手を置いた。

私とほとんど変わらない体温だった。


「よかった。だいぶ下がったみたい。」


朝ごはん作ってくるね。

私は下に降りた。


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