「君へ」 ~一冊から始まる物語~


「注目!!実は俺たちもほーこくがありまーーす!」


そう言い出したのは莉樹君だった。


「俺たち高校卒業したら結婚します!!」


そう言った莉樹君の隣にいたのは晴だった。


「「「えーーーーー!!!!」」」


「いつの間に。」


私たちは誰も予想していなかった事に驚いた。


「実はそんな感じになっちゃいました。」


いや、晴軽っ!と私は心の中でツッコミを入れた。


「wバカップル結婚式呼べよ!」

「「もちろんです。」」


稜秦先輩が言うと唯都と莉樹君は息ピッタリに答えた。

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