君に触れたい……。
廻る季節に
季節が廻る。


春が来て、


夏が来て、


秋が来て、


冬が来る。


その廻る季節を、君と過ごしたい。


春は桜の下で、


夏は花火を眺めて、


秋は紅葉を見上げて、


冬は雪を待ちながら、


そうやって、


ずっと隣に居たいと、願った。


そうやって、


笑って手を繋いで居たいと、祈った。


何年後、


何十年後に思い返した時、


幸せだと思える日々を過ごそう。


二人仲良く、


いつまでも。




       ―君に触れたい……。/END―

















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