君に触れたい……。
「ホントに雪は……っ。そう言うこと言うなぁ!」


俺が赤面しながらそう言うと、雪は楽しげに、嬉しげに笑った。


本当に嬉しそうに、笑った。


その笑顔が何よりも、綺麗だと思った。


俺は今日のことを、きっと忘れないだろう。


忘れられないだろう。


雪と過ごしたこの時間を、永遠に覚え続けるだろう。


何となく、


そんな気がした。






















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