君に触れたい……。

日差し

「暑ぃ~。干からびる~」


現在の俺は、カンカンに照り付ける日差しの中を歩いている。


夏休みを間近に控えたこの時期。


俺は毎日迷惑な太陽と戦いながら学校に通っていた。


「オーッス、鈴~! 今日もダルそうだなぁ、お前」


この暑苦しい奴は同じクラスの渡木陸翔(わたきりくと)。


最近話すようになった、一応友人的な人。
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