君に触れたい……。
「へっへ~ん、残念だったな鈴! 人間は冬眠出来ないぜ!!」


「知ってんよ。人外のお前ならイケると思ってさ~」


「それどゆ意味!?」


相変わらず渡木は騒がしい。


その騒がしさにも、流石に慣れてきた。


「なぁ、今日は半日だろ? 午後何か用ある?」


真剣、と言う程でもないが、少なくともふざけてはいない様子の渡木。
< 56 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop