スキ・泣き・恋
高塚一歩〜





女の友情はよく分からない…。







とくに俺の女とその友達はとくに…。








「やっと仲直りしたんだな!」








「アンタが余計な事してくれたおかげでね…。」







キツイ女…。








「少しは感謝してくれてもいいだろ?」






「はい、はい!
有難うございます!」









完全にバカしてる…。










「よーい!」







ドン!








体育祭は好例のリレーがある…。








そこに、俺の彼女の友達がアンカーで走るらしい…。









「安梨〜!
頑張れ〜!」








一生懸命応援してる彼女の美愛…。









友達思いで、優しい子…。







俺はそこに惹かれ美愛ちゃんにアタックした…。








「一歩、応援してる?」






あっ!







「もちろん!」








美愛の事考えてて応援してないって言うたら怒られそう…。









「美愛〜!」









美愛を呼んでるのは…







「安梨〜!
お疲れ!」








美愛の友達の和泉安梨…。








「ほしかったな…。
1位になれなくって…。」










秋乃宮とか言う女と勝負して負けたら諦めるとか…。








「でも、あの女には勝ったもん!」






「今頃、悔しい〜って言うてるんじゃないの?」







和泉って結構負けず嫌いなんだな…。






顔に似合わず…。






「そうかも知れないね…。」








怖い女…。














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