スキ・泣き・恋
「そろそろ行くか…!」





「何処に…?」





そういれば、荷物持って…!







「泊まりがけ!
近くに旅館があるから…!」






旅館?






「聞いてないよ!」






だったら、私も荷物持ってきたのに…!








「ゆうと、お前の事だから荷物大量に持って来るやろ?」






だって…。







「それに、いちをはお前が着れるものは持って着てるしな!」






葉山君の服を着るの…?






「ぜっ…絶対に無理!」






だって、ブカブカだもん!






「お前なぁ〜!」







呆れた顔をした…!






「私、このカッコでいいよ!」







ブカブカだし、何より恥ずかしいし…!







「とにかく旅館に行くぞ!」






ちょっと…!






「置いていかないでよ!」













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