スキ・泣き・恋
「安梨〜!
こっちこっち!」





静奈…!









「久しぶり!
元気だった?」







「もっちろん!」








そう、今日はプチ同窓会をしていた…。










「でも、びっくりした…。
中に麗蘭から久しぶりのメールが来るんだもん!」








そう、2日前ー









あの綺麗な海を眺めてたら、メールの着信が入った…。









それは久しぶりの麗蘭からのメールだった!



安梨へ

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久しぶり\(^^)/


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元気にしてる?



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実は明後日皆集まってプチ同窓会するんだけど、安梨も来ない?


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返事待ってまーす


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麗蘭より

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「だって、いつも安梨メールして来ないじゃん!」





それは、








「仕事が忙しいから…!」






それに、メール溜まると消えちゃんだもん…。







「わかった…!
私達がメールすると、葉山君からのメールが消えちゃうからでしょ?」







「麗蘭…!」







図星で何も言い返せなかった…!








「とにかく皆集まったし食べよう?」





「そうだね…!」








花保の挨拶とともに皆で…。









「「カンパーイ!」」






皆、久しぶりに再会したのか懐かしいメンバーだった…!







ガラー






「遅くなってスミマセン!」




う、嘘でしょ…!





「美愛!
久しぶり…!元気にしてた?」






それは私の唯一の心友の美愛だった…。







「元気だったよ!
安梨も元気そうで安心したよ…!」






美愛は高校3年に上がる前に妊娠し、学校を辞めた…!







「こら、椛、桜、賢!
みんなに挨拶しなさい」






「こんにちわ」





皆大きくなったねー!








とくに椛ちゃんは…







「こら、賢!
ダメでしょ…!」






美愛もいい母親になって…。





「美愛ちゃん!
こっち、こっち!」





私達のテーブルに美愛と子供達…!




そして私と静奈が座ってる…。






「ゴメンね!静奈さん!
学校が違う私まで誘ってくれた上に子供達まで!」






「いいのよ…!
安梨も喜ぶっと思って、誘ったんだもん!」






静奈…!






「でも、椛ちゃん!
大きくなったね?」





椛ちゃんが生まれたのがまだ美愛が18だから、六歳か?






「そうなのよ…。
来年には1年生になるし、ますます大変…!」






「でも、旦那さんが優しいからいいじゃない?」




そう、その旦那さんって言うのが…!






「そういれば、高塚君は?」





「一歩?
一歩なら、知らない!」





又喧嘩したの?








「夫婦喧嘩…?」




よくやるわね…!





「だって一歩の奴、浮気してるんだよ!」





浮気って…!






「あの高塚君が浮気するわけないよ…!」






昔から美愛に一筋なのに…!






「いいや!
あれは絶対に浮気してる…!」






完全に切れてるな…!






「静奈はどうなん?
幸せ?」





「静奈はね、今付き合ってる彼氏がいてるんだから…!」




麗蘭、酔っ払ってる?





「麗蘭…!」





へー?






ついに静奈も?







「どんな人…?」






めっちゃ静奈の恋人知りたい…!



「それがね…!」



ガラー






「いらしゃいませ!」





「静奈!
ゴメンね!遅くなって…!」






えっ?





「奈多君…?」


なんで?




なんで、、




「心次君、遅すぎ…!」






「なんで奈多君がいてるの?」





「だって私の恋人だもん!」





「えー…」




ついつい大声出してしまった…!






「安梨、びっくりしすぎ…!」





だってさぁー





「別れたんじゃないの?」






心次君、外国に行ってやり直す為にって…!






「実はね私、やっぱり心次君が好きだったみたいで外国に行って気持ち伝えたんだ…!」







静奈…。







「心次君、私の気持ちを理解してくれて今じゃ私の恋人だもん!」






「そっか?
良かったね?」






静奈も幸せになったみたいだし…!





麗蘭は医学部で研究員をやっていて、婚約者の人もいてるみたいだし、、






花保は自分の夢だった看護婦の仕事をしてる…!







「ねぇ、乃亜は?」





乃亜が居てない…。






「乃亜なら、今はアメリカのブランド社長をしていて、来れないって、」




ブランド社長…?







さすが乃亜…!







それでか…



住む世界が違うハズ…!










「乃亜も頑張ってるみたいやし…!
もう一度乾杯しょ!」







「「乾杯ー!」」






たく…。






「麗蘭も飲み過ぎやで!」





「だめだ…!
寝てるし…!」






「でも、勇も来たら良かったのに…!」





ドキ…!





「心次…!
それは言わない約束だったでしょ?」





気を使ってくれる静奈…!





「いいのよ…!
そこまで気にしなくっても…!」





気持ちは凄く嬉しいし…!








「でも、勇も安梨を置いていなくなった上に向こうで結婚して、子供までいてるんやもん…!」





えっ?





「それ、ホントなん?」





「あっ!」






「バカ…!」





静奈、知ってたん?






「むこうで知り合った女性と結婚してる。
確か子供も2人いてるそうや…!」






2人…?







葉山君が…!



結婚…?







「安梨…?」





「安梨ちゃん?」





2人の心配よりも、私はショックで何もゆえなかった…。











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