スキ・泣き・恋
「安梨ちゃん〜!」




女将さん…!





「女将さん、なんですか?」







めっちゃ慌てて…









「昨日、杏樹君がいなくなって助けてくれたんだって…?」









その事…?









「ハイ!」










「私からもお礼ゆうわ…!
ありがとうね?」








「いいんです!
助かって安心したし…!」









一時はどうなるかと思ったけど…!







「それでね、これを安梨ちゃんに渡してほしいって頼まれたの…!」







比呂さんから…?





なんだろう…!








和泉さんへ

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杏樹を助けていただきありがとうございます…!

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心からお礼申し上げます…!


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比呂さんの字綺麗…!






それと、別に勇から和泉さんの事は色々聞かされてました…!
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だからどんな人か会ってみたかったんです…!


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「会って見たかったって…!」






やっぱり勇が言うてた通りの人だった…!



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葉山君ったら、どんな話を比呂さんにしてるのかしら?






だから、1度会って話しませんか?



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無理とはゆいませんので、もち明日いけるなら部屋で待ってます…!



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葉山比呂より〜


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比呂さん…!






「どうするんですか?」




「うわー!」




堀田さん…!





「中に出てこないで下さい…!」





ビックリします…!







「で、どうするんですか?」






そうやね〜!






「でも、会いたいって言うてるし合わないわけには行かないでしょ…!」





比呂さんはいい人なんだもん…!





「和泉さん…!
俺と付き合うの返事は…?」





話…変わってるし!






「ねぇ、返事は…?」




仔犬みたい…!






「堀田さん…!
そんな所であぶらかかないで手伝って下さい…!」





蓮巳さん…!





「蓮巳さん…!いいじゃん…。
今和泉さんに付き合うの返事聞いてたの…!」




ちょっと…!






「付き合いより、仕事を先にしなさい…!」






「蓮巳さん、そんなんだから彼氏出来ないんだよ…!」






堀田さん…!それは失礼だよ…!






「とにかく、早く仕事に戻りなさい〜!」







「「ハーイ!」」






あぁー!






「堀田さんのせいで怒らせた…!」






当分は機嫌悪いなぁ〜






「そんなにムキになる事じゃないのに…!」






堀田さんは堀田さんで反省してないし。







「じゃ、和泉ちゃん!
後で返事聞かせてね…?」







って言われても…!







「どうしょ…!」









返事とか言われても…!
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