スキ・泣き・恋
安梨〜




「おめでとう…!
奈多君!静奈…!」




今日は奈多君と静奈の結婚式…!






「ありがとう…!
安梨…!」








「安梨〜、静奈〜!」





乃亜…!






「久しぶりね…!」





「チョー久しぶり!」






何かの社長をしてるとかで忙しい日々してるらしい…!






「でも、乃亜仕事忙しいんじゃないの?」





よく来れたね…?






「だって、静奈と奈多君の為なら宇宙の裏だって飛んで行くさ…!」






「大袈裟だな…!乃亜は…?」







ホント、ホント…!






「乃亜、お待たせ…!」





「遅いわよ…!大和さん!」





誰…?




「乃亜、誰?」




「あっ!紹介するわね…!
池野大和さん…!私の旦那さん…!」






旦那さんって…!



乃亜っていつ結婚したんだよ…!






「ママ〜!」





「李子…!」





李子…って






「まさかして、乃亜の…?」




「子供だよ…!」





えぇー!






「はじめまして池野李子です…!」




しっかりしてる…!





「李子ちゃんってしっかりしてるわね…?」





「そうなのよ…!
旦那に似てさ…!」







確かに旦那さんもしっかりしてる…!







「だよね…!」





「ちょっとそこ納得する?」





あっはは…!




「ママ〜!
ジュース取って来てもいい?」





「いいわよ…!」




葉山君も比呂さんと子供達と一緒に来たんだ…!








「なんか私まで呼ばれて良かったのかしら?」





「何言ってるの?美愛も私達の友達だよ…!
来ていいの…!」






美愛ももちろん、旦那連れての参加…!






「安梨お姉さん…!」





「杏樹君…!
もう大丈夫?」




「…うん!
お姉さんが私を助けてくれたんだってママから聞いたから…!」





杏樹君って可愛い…!






「…そう!」






「皐月ちゃん!
ゲームしょ…!」



「いいよ!」





子供って元気いっぱいだね…!







「和泉さん!」





「比呂さん…!」





昨日比呂さんから、話しょって手紙に書いてた通り部屋に行って話をしたんだ…!







「返事聞かせてもらいます?」





「それは…?」







昨日〜





「私が長門にですか…?」




比呂さんからもらった手紙に話をしませんか?って書いてあった…。





私は悩んだ結果、行く事にしたんだ…!






コンコン〜






「失礼します…!」





そこには比呂さん1人しかいなかった…!






「和泉さん…!」






「手紙読みました…!
ありがとうございます!」






「そう…!」






比呂さんって車椅子で大変なのに、いつも平気なように出来るんだろう…?







「で、話って言うのは…?」







ちゃちゃと終わらせて帰りたいんだから…!






「はっきり聞かせてほしいの…?
今でも勇が好きなん?」







えっ…!







「えっーと…!
それは…?」






「どうなんですか?」






比呂さん、マジなんだ…!






「好きです!葉山君の事…!」






ずっと8年間も待ってたんだもん…!






「…、
8年も待たされて…?」





それは…。





「しょうがないから教えてあげる…!
8年前の事…。」






8年前の事…?









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