スキ・泣き・恋
比呂〜





「8年前の事教えてあげるよ…!」




8年前〜





「あなた、今日は目玉焼きと玉子ご飯どちらがいい…?」





「目玉焼きがいい…!」





私の旦那は工事現場の社長だった…!






ピンポーン〜






「ハーイ…!」


朝早くに誰かしら…?




ガチャ〜





「朝早くからすみません…!
今日から隣で住む事になった葉山です…!」





「誰…?」


あなた…!



「隣に引越してきた人だって…!」





まだ若いよね…?




「高倉です…!
宜しく…!」






笑顔が爽やか…!












「ただいま〜!」




「おかえりなさい…!」




「ほら、遠慮しないで入って入って…!」




旦那は葉山を気に行ってね、仕事も出来るし…!





何よりハンサムだったしね…!





「皐月は寝たのか?」




「…うん!」





皐月は私達の娘…!





「娘さんいらしゃるんですか?」






「可愛いんだ、それが又…!」





これが又…バカ父親だったりするんだ…!






「パパ、帰って来たの?」




「皐月…!
目覚めちゃったの…?」





「パパ、この人誰?」





皐月はパパっ子だからパパしか懐かない…!







「パパの仕事の同僚だよ…!」





「今晩…!
皐月ちゃん何歳?」





人見しりしてる…!





「こら、皐月…!
挨拶しなさい…!」


パパに怒られて渋々…




「今晩…!」


あぁ、部屋の中に入っちゃた…




「ゴメンなさいね…!
皐月の奴照れてるみたいで…!」





「いいんですよ…!」





「私、皐月を寝かせて来るので、ごゆっくりどうぞ…!」





そう言って、私は皐月を寝かせてる…!




ガチャ〜





「あら、あなた寝てるの…?」




「すみません…!僕が飲ませてせいで…!」



若いのに礼儀正しい子…!




「いいのよ…!
葉山君の事結構頼りにしてるのよ…!」





気に入ってるみたいだし…!






「じゃ、僕はこれで失礼します…!」




「あら、いいじゃない…!
止まって行けば…!」





どうせ、隣なんだし…!





「すみません…!
やりたいことがあるので…。」






「…そう!」






やりたい事って何かしら?





「では…!
お休みなさい!」





ガチャ〜





「愛想はいいし、礼儀正しいけど、若いだけあって付き合いが足りないわ…!」






あぁー!











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