スキ・泣き・恋
ガチャ〜




文句をゆいながらでもママを連れて行ってくれることになった…!







ガチャ〜







あ、葉山君…!







「家族でお出かけですか…?」







「えぇ…!」








葉山君も休みなのに、何処かお出かけするんだ…!








「そうだ、葉山!
お前も溝口動物園に行くか?」







「ちょっと…!」








せっかくの家族でお出かけなのに…!








「御遠慮しときます…!
家族で行ってきて下さい…!」








「可愛い気のない事言うなよ…!」








「奥さんが嫌がってるし…!」






ぇっー!






「私は別に…!」







「ほら…!」







はっきり言う奴やな…!








「やっぱりいいです…!
用事があるんで…!」









頭下げて行っちゃたし…!









「たく…!
冷たい奴やな…!」







ホント…!








「じゃ、行くか…!」






出発進行…!








ピッピイ〜








「葉山君じゃない…!」






「あぁ、あいつ車の免許1発で取れたみたい…!」






すごーい…!






「さすが…!」





「途中までなら車乗せますよ…!」








「おぉー!」







取ったばかりにしては運転上手いんだ…!







「そこを曲がってくれないか…?」






「了解…!」






ピッピ〜







ドン〜










「これから先はわかるよね…?」






曲がった先には車が来てたのを葉山君は見て無かって、曲がった先のどん底に落ちたのよ…!






「私と葉山君と皐月は上手いこと助かったけど、旦那は死んだわ…!」







「そんな…!」







動揺するわよね…?






「私は足を追って、今では車椅子生活…!
その頃には杏樹がお腹の中にいたのも知らないで…!」







「だったら、杏樹君はずっと葉山君をお父さんって思ってるんだ…!」






「そうよ…!
だから、勇を取らないでほしいの…!
皐月も杏樹も父親が勇だっていい聞かせて来てるの…!」






「比呂さん…!」







皐月を悲しい思いをこれ以上させたくない…!






「安梨〜!
何してるの…?」







和泉さんの友達…!





「美愛…!」






「この人誰?」





人を指さすな…!







「葉山君の奥さん…!」





「はじめまして…!」





ちょー派手な子。







「どうも…!」






和泉さんとその派手な子と仲がいいんだ…!








「じゃ、和泉さん…!
私は失礼します…!」






「比呂さん…!」







和泉さんから呼ばれてるのを無視して、私は旦那の元へ戻った…!



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