スキ・泣き・恋
居た〜



「安梨…」



安梨と葉山は抱きしめていた…。






しかも…!







葉山の奴…!







まだ、安梨が好きだとか抜かしていやがる…!






「おい、安梨に何いらん事言うてるんじゃ…!」






「和巳さん…!」





「…!」





葉山は黙ったままだった…。







「お前…!」






殴ろうと思ったけど…。







「やめて、和巳さん…!」







「安梨…!」






「和泉…!」







安梨が止めた…。






「私が悪いの…!
だから、やめて…!」






安梨…。





俺は走ってこの場から逃げた…!






「待って…!
和巳君…!」






あいつの呼ぶ声を無視して…。






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